やっぱ花見には唐揚げだよなー。
弁当うめーなー。

 
桜の時期はいつも足早に過ぎてしまうから、晴れた休みの
今日こそはと、彼女と待ち合わせをして公園に来た。
ナイスなサプライズ、彼女はお弁当持参だよ、ラッキー!!

 
玉子焼きに唐揚げにサラダにおにぎり、フツーだけど
何かもう嬉しくて美味くて無言でバクバク喰ってしまう。
彼女はそんなオレをにっこり、おにぎり片手に眺めている。


「あ・・・」

 
ん?と口に物を入れたまま彼女を見ると、
黙って彼女は、オレの油だらけの人差し指を手に取り、
そのまま自分の口に入れた。

 
傍目からはただオレの指を咥えているだけにしか
見えなかったろうその風景だが、
彼女の舌はものすごいスピードで
ぐるぐると指を嘗め回し、こすりあげ、吸っていた。


チェリーの枝をかた結びに出来るのが自慢の彼女の
やわらかい、あたたかい舌が
オレの指をなぶりまくっている。
うつむき加減の胸元から、
ちらりと谷間のラインが見えている。 


見上げた彼女の瞳が、まるで夜の帳を歩く
ねこの目のように、
イタズラっぽく大きく黒く、濡れている。

 
ごくりと食べ物を飲み込んだら、一気に血が上った。
男の興奮は、すぐに外側から分かってしまう。
股間に痺れが走り、足の間の塊が次の行動を
支配しそうになる。

 
くそう、このカワイイ仔猫を、
どうやってこらしめようかな?





い た ず ら は い や ず ら 。