no.20 銃
Black in itself(ブラック・イン・イトセルフ/内なる黒さ)
ケアキットを広げ
ガンオイルで磨き上げてゆくコルトパイソン
商売道具に思い入れる以上に
俺の傍らにあって
俺を具現するものはこの銃だ
何も語らず
作動するときには必ず人を傷つけずには居られない
存在するだけで
朝起きて夜休む
真っ当な暮らしなど最初から望むべくも無かった
生を味わうために性を買い
夜の蝶に身を沈める時
俺のモノは女を傷つけずには居られない
それが俺だ
今更パイソンを手放すことは
去勢されるのと同意で
快楽を与えるがごとく
目前の黒い蛇に慰撫を加えてゆく
即座に使えるように
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060619
my first short poem
「どうしてコルトパイソン357マグナムを彼が選択しているのか」
ぎもんです、いつか書こう
連射数、リボルバータイプ、ほかの銃はいくらでもあるわけだが
一撃必殺の破壊力が重要ですか
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